Amazonや楽天、Yahoo!ショッピングなどで販売されている商品を一括で紹介したい時に便利なプラグインRinker。でも突然、バージョンアップデートや様々な原因により、商品画像が表示されなくなった!ことにお困り方も多いはず。実は私もその一人です。今まで2回、商品画像が突然消えたことがありました。今回はそんな2回のトラブルを乗り越えた解決策を紹介。
画像が表示されなくなった原因
商品画像が突如として表示されなくなった原因は主に以下の4つが考えられます。
- Amazonからの売上がない
- 商品情報再取得によるリンク切れ
- Rinkerのバージョン
- WordPressのバージョンが合わない
私の場合、最初は2で、2回目が1と2でした。4も考えられるかもしれません。上で挙げた4つの原因を元に原因→解決までのフローチャートを作ったので、自分のウェブサイトで試してみてください。
商品画像を再表示させるためのフローチャート
このチャートに載せた11の方法はこのウェブサイトで全部試したものです。下のフローチャート(画像クリックで拡大)を参考にやってみてください。必ずどれかハマるはず…です。
試してほしい11の解決策
ブラウザで強制読込させる
各ブラウザで強制読込(別名:スーパーリロード)をして画像を表示させる方法です。
Macのキーボードの「Shiftキー」を押しながら、「リロードボタン」を押す
Windows/Linux版 Shift+F5 または Ctrl+Shift+R
Mac版 Cmd+Shift+R
ショートカットキーは[Ctrl]+[Shift]+[R]キー(または[Shift]+[F5]キー)
他のプラグインを停止(または削除)する
Rinkerと競合してる可能性の高いプラグインを停止して15〜30分ほど待つ方法です。導入しているプラグインが多いほど、やってみる価値はあります。
APIを更新
Amazonから供給されるAPIのコードを更新します。これ自体が古いと売り上げが上がってこないので、商品情報の取得もできなくなります。
APIを更新する方法
1. Amazonアソシエイトツールバーをクリックし、ユーザーページに移動。
2. メニューバーからツールにマウスカーソルし、Product Advertising APIをクリック。
ページの下に遡ると、認証キーの管理という項目が出てきます。ここにある「認証情報の追加する」をクリックする前に、表示されているアクセスキーIDが現在使用中のものと同じか確認しましょう。同じものでかつ、状態がActiveであれば、原因が違う可能性が高いです。一番可能性があるのは、過去30日以内の売上実績がないパターン。なので、レポートで直近の売上の有無を確認すると良いでしょう。
3. 認証キーを追加するをクリックし、新規アクセスキーIDとシークレットキーを表示させます。
4. アクセスキーIDとシークレットキーが表示されたら(下の画像参考)、ボックスにカーソルを入れて[command]+[A]で全選択し、[command]+[C]でコピー、Rinker設定画面でそのままペースト([command]+[V])が一番簡単です。
認証キーをダウンロードするをクリックして、CSV形式のドキュメントをダウンロードする方法もありますが、発行は1回しかできないので、上記で紹介した方法を私はおすすめしてます。ただし、ブラウザのタブやウィンドウを閉じなければ、の話ですが。
5. Rinker設定を開きます。4でコピーもしくはダウンロードしたアクセスキーIDとシークレットキーをそれぞれのボックスに入れ、変更を保存。
Amazonからの売上を待つ
APIの利用ポリシー(2020年4月から)が変更後の条件に当てはまってしまったため、画像表示されなくなったパターン。Rinkerを使う上で一番困るのが、「発送済み商品売上が過去30日以内に発生していない場合、PA-APIを利用できなくなる恐れがある」ことです。
RinkerはAmaoznの商品情報を取得する際、このAPIを経由しています。商品リンクを追加するとき、検索ボックスに所定のキーワードを入れるだけで画像を含む情報が一括で取得できるのはこのためなんですね。
なので、手動で画像貼るか、楽天から画像を持ってくる方法ができないのであれば、Amazonの売上を待つしかありません。
私自身、売上があってから商品情報を再取得(更新)するだけで画像が表示されるようになったので、売上が1点でもあれば次に紹介する方法を試してください。
商品情報を再取得する
Amazonから直近の売上がある場合で、商品画像が表示されなくなったら、この方法をやってみてください。
- 商品リンク→タイトルのすべてにを入れる→一括操作から編集(①)に切替→適用をクリック。
- こうすると、画像のような商品リンクの一括編集画面が表示されます。あとは更新を押すだけ(②)。
この方法の注意点としては、
商品情報取得したときにリンクの種類がAmazonであることが条件
ということ。Amazonの商品情報(画像含む)をRinkerに引っ張ってきたいわけなので、楽天市場やフリーリンクだと更新をかけても画像が再表示されません。
Rinker設定で商品情報の再取得のチェックを外す
Amazonから直近の売上があり、商品情報を更新して画像が再表示されるようになったら、必ずやってほしいのがこれ。商品情報の再取得のチェックを外すことです。ここにチェックが入ったままだと、在庫切れや売切になった際、自動的に商品画像が表示されなくなることがあるからです。チェックを外したあとは変更を保存を忘れずに。
売上をキープした状態にも関わらず突然画像が表示されなくなったら、ここを疑ってみると良いでしょう。
商品リンクを非公開にする
公開済みの商品リンクを全て非公開にする方法です。一括で状態を変更するために、表示件数を公開済みの商品より多く設定し、一括で非公開に設定します。
- 商品リンク→タイトルのすべてにを入れる→一括操作から編集(①)に切替→適用をクリック。
- こうすると、画像のような商品リンクの一括編集画面が表示されます。ステータスを変更します。ー変更なしー → 非公開を選択(②)。
- 更新を押す(③)。
例えばこれで、
- 手動で貼った一部の画像は表示されるのに、非公開にした事で画像が全部消えた
- 今まで手動で貼っていた画像、楽天から引用した画像も表示されなくなった
場合は、違う原因が考えられます。他の方法を試してください。
商品リンクを公開済みにし、全て更新をかける
上記の方法とは逆の方法です。商品リンクを公開済みにし、全て更新をかけます。上記と同じく、全ての商品リンクのチェックボックスを選択し、更新をかけてください。
もしもアフィリエイトの設定を一度切る
Rinker設定でAmazonともしもアフィリエイトを優先させている場合は、一度設定を切ることで画像を再表示できることがあるようです。チェックを外して、変更を保存。15分ほど待ってみましょう。
楽天から商品画像を取得する
Amazonからまだ売上がないとき、または突然消えてしまった時の応急処置として使える方法です。Rinkerで商品検索をするときにAmazonではなく「楽天市場から検索する」を選び、表示したい商品を検索してください。リンクの種類は楽天市場になります。
この方法のデメリットとしては、
- 表示される商品名が長くなる(例:【全国一律送料無料!!】など、商品名に関係ない単語が挿入されてしまう。または商品番号がフルで入っているなど)
- 商品画像のクオリティがまばら(例:色違いの商品を全て一画像に収めてしまっていて見づらい、など)
この方法だとAmazonの代わりに画像を表示できる代わりに、少し面倒だという事です。商品名は後で自分で編集できるので、心配ありません。
手動で画像を貼る
少し面倒ですが、一番確実な方法です。私も最初はこの方法で商品画像を貼っていました。やり方としては、
- Amazonの商品画像URLを商品リンクに挿入する
これだけです。それではその手順をご紹介。
1. まずAmazonでRinkerに貼りたい商品のページを開きます。
2. 商品画像の拡大をクリック(ピンクの部分)し、商品画像をアドレスバーにドラッグ&ドロップします。すると、商品画像のページが開きます。
3. 表示されたURL(オレンジの部分)をコピー。
4. Rinkerの商品リンクに戻り、画像のURLにペースト。更新します。
画像では(小)にURLを挿入しましたが、どれか迷ったら(中)1ヶ所に設定するといいです。このように手動で画像を貼り付ける場合は、画像のサイズを指定する必要があります。
画像のサイズの設定値について
商品画像URLから引用する場合の画像サイズの設定値は以下を参考にしてください。
- 画像(小):75×75 px
- 画像(中):128×128 px / 160×160 px
- 画像(大):500×500 px
5. 更新後、Rinkerで商品を紹介しているページに戻って確認してみてください。
Rinkerのバージョンをダウングレードする
旧バージョンにダウングレードして画像を再表示させる方法です。旧バージョンのzipファイルを持っていれば、解凍してFTPソフトで差し替えることでダウングレードできます。この手の作業をするときは、
バックアップは忘れずに!
行ってください。
商品画像をしっかり表示させることで、情報が伝わりやすくなります。その結果、クリック数や収益の増加につなげることができるのです。急に商品画像が表示されなくなっても、今回紹介した方法をぜひ試してみてください。
それでは楽しいWordPressライフを!