さっき、少し後をササッと表わせる時制【日本人のためのフランス語】

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直前、直後を表す時制

前回に引き続き、フランス語の時制を図解で解説します。今回は「さっき」「少し前に」「この後すぐ」など直前、直近を表す時制を紹介します。直近の過去を表す時制は、Le passé récent、 直近の未来はle futur procheと言います。この時制は簡単なので、公式さえ覚えればすぐ使いこなせますよ

下の図解は全時制の概要です。こちらもぜひ活用してください。

※このブログでは文法用語はすべてフランス語のまま用いますので、あしからずご了承くださいませ。

~この図解の見方~

  • 水色の丸のセクションは過去、ピンクの丸は現在/未来でざっくり分けています。
  • フランス語と日本語の「時の考え方」は異なります。日本語では円環的に時間を捉えますが、フランス語の「時」の考え方は、過去から未来まで「時」を1本道のように考えます。なので、この図解はそのロジックにのっとり、過去〜未来を1本で繋げています。

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Le passé récentの使い方

Le passé récentは日本語で言う「さっき」「数時間〜数十分前」に相当する時制です。

Le passé récent の公式

Le passé récentで文章を作るときは、

Sujet + verbe venir + de + infinitif

の構文を使います。

使い方1 数時間〜数分前に起きたことを表す

Le passé récentは、感覚的に今から数時間あるいは数十分前に起きたアクションを表すときに使えます。例えば、クリーニング屋のシルヴィが先に帰ったアメリが仕事したか?他の同僚に聞いたとします。「アメリは洋服を畳んだ?」と。そのときに「(数十分前に)ああ、洋服を畳んだよ」と返事をした場合、下のような文章で表すことができます。

 Le passé composéとの違い

Le passé composéは終わってからかなり時間が経ったことに対して、le passé récentは数時間前〜数十分前といった1日の時間の中でも限られた時間内に起きたアクションを示します。

使い方2 justeを加えて「ついさっき」起きた出来事を表す

そんな数時間前ではなく、「さっき」といった数分前、数十秒前に起きたことを表したいときは、juste(adv.)をverbe venirの前に入れます。例えば、二人の泥棒が女性のバッグをついさっき奪い取った…なんて表現をしたい場合は、下のような文で表現できます。

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Le futur procheの使い方

Le futur procheはle passé récentの未来形バージョンと思っておくとわかりやすいと思います。

Le futur proche の公式

Le futur procheで文章を作るときは、

Sujet + verbe aller + infinitif

の構文を使います。Le passé récentと違い、verbe aller + infinitifの間にdeは入りません。

使い方1 計画、プロジェクト、決めたことを表す

計画、プロジェクト、決めたことを表す時に使えます。変更する可能性はほぼない計画、旅行、予定は、行されるのが一週間後であろうと数ヶ月後であろうとle futur simpleではなく、le futur procheを使います。例えば、「モローさん一家は(来週末に)キャンプに行く」と表現したい場合は、下のような文で表現します。

 Le futurとの違い

Le futurとle futur procheは違いは、その計画や予定が確実かどうかです。Le futur(正確にはle futur simple)は確実ではない予定/予測や約束などに使われるのに対して、le futur proche計画済みのプロジェクトや、決まったことといった確実に直近の未来において行われるアクションを示します。

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Le futur procheと同等の時制は、

verbe avoir + l’intention de + infinitif

の構文でも作ることができます。上の画像のLa famille Moreau va faire le campingは、

La famille Moreau a l’intention de faire le camping

と言い表すこともできます。

être + sur le point de + infinitifで「これからすぐ」「今から」を表す

厳密に言うとle futur procheではありませんが、「これからすぐ」「今から」といったニュアンスを持たせたいときはadverbeを入れるのではなく、être + sur le point de + infinitifの構文を用いて表現することもできます。

公式はこちら↓

Sujet + être + sur le point de + infinitif

例えば、消防士が駆けつけて、これからすぐ消化するという感じに言いたいときは、下のような文章で表現できます。

使い方2 過去に起きた出来事の中でle futur procheを使うこともできる

例えば、先週の日曜日に結婚式が行われたとします。そのとき式場の飾り付けを「招待客がもうそろそろ来てしまうから急いでくれ」と上司に言われたとしましょう。

この場合、先週の日曜日に行われた結婚式の準備中に、招待客がそろそろ来てしまう(le futur proche)といった過去に起きた出来事の中で、これからやってくるアクション=招待客がそろそろ来るを表現したいので、l’imparfaitにconjugaisonし直したle futur procheを使います。

上記の文章はêtre sur le pointを使って表現することもできます。

Le chef nous disait pour nous dépêcher que des invités étaient sur le point d’arriver.

Le chef nous disaitの部分はこの文章だとl’imparfaitを用いていますが、le passé composé, le passé simpleも使えます。もちろん時制が違うので、言いたいことを確認しながら文章を作ってください。

もう一度おさらいしてみましょう。Le chef nous disaitの部分はこの文章だとl’imparfaitを用いていますが、le passé composé, le passé simpleも使えます。青字のところは必ずl’imparfaitにconjugaisonし直したle futur procheまたはêtre sur le pointを用います

(例)Le chef nous disait de nous dépêcher parce que des invités allaient arriver.

(例)Le chef nous disait pour nous dépêcher que des invités étaient sur le point d’arriver.

まずはじっくり文法を身につける

文法が合ってないフランス語は通じません。早くフランス語を話したいなら、文法(+発音)を身につけることが先です。文法書を使って勉強しましょう。

私のおすすめはCLE Internationalの定番、Progressiveシリーズ(回答集は別売)。イラストが豊富で分かりやすいですよ。

オーディオブックでさらに耳を強化

時制を覚えていけば、リスニングの面でも役立ちます。Podcastやフランス語の映画やニュースはまだ自信がない…いう方は、Audibleが提供するオーディオブックがおすすめ。無料体験つきなので、気軽に始められます。こちらのオーディオブックはゆっくりしゃべってくれるので、フランス語を耳になじませていくのにぴったり。


今回はフランス語の時制の中から、「さっき」「これから」といった直前、直近の時制の表し方、使い方を紹介しました。どうですか?日本語で考えると、フランス語の時制はマスターしずらいことがわかってきたと思います。フランス語を翻訳せずに時制を覚えていくと、言いたいことがもっとスムーズに相手に伝わるようになりますよ。Au revoir!

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