フランス語は目標と計画でもっと早くしゃべれるようになる

フランス語をやる理由は人によって様々です。「ビジネスで必要になった」「フランスに留学する」「付き合ってる人がフランス語をしゃべっている」「フランスの文化が好きで日本語訳にせず楽しみたい」「バイリンガルになりたい」など。いずれにしろ、フランス語を勉強するなら、計画を立てることが必要です。

Sponsored link

現実的な計画を立て、期限を切る

計画は常に逆算で

「2〜3年くらいで日常会話程度ができればいいや〜♪」って考えてたら、フランス語はもちろん、一生外国語はしゃべれません。かつて私は学習計画を誤ったために、初心者レベルの学習内容に2〜3年費やしました。当時は教科書を1冊完璧に使い切ることに執着していて、バカ真面目に復習。おかげでフランス語を日本語訳せずに話せ、文章を書くこともできましたが、レベルが上がらないままフランスに行き、あまりの出来の悪さに傷心…(そのことも書いたプロフィールはこちら。早い話が、必要な情報をググらなかった人でした。これじゃ進歩するわけありません。帰国後、どうしたらレベルアップするか、どんな教材がいるか、中でもどんなものが自分に合っているか、オンラインでレベルチェックしたり。情報を集め、具体的な計画を立てるようになりました。

そこで気づいたのは現実的な計画を立て、期限を切る「逆算で計画を立てる」ことでした。1つの目標(ピンポイントであるとなお良い)の期限を決めて、やり切るスタイルに切り替えたことです。例えば、今が11月で来年の1月末までに語彙の教科書を3ターン(初回の学習+2回の復習)やるとか、1ヶ月で200の動詞活用、時制を完璧に覚えるとか、6月にDELF受けるとかです。実は、人間の脳は締め切り(期限)を設けたほうが、働きやすいという特性を持っています。始まりよりも終わりを重視することで無理のない計画を立てられます。

私はこれを「未来視点」と呼んでいます。視点を未来(目標)に置けば、その目標を達成するために現在、何をすればいいのか?判断できるようになるからです。

Sponsored link

効果的にレベルアップするために

時々ショックを与える

少し大げさですが、ある程度緊張感の伴うアクションがフランス語の能力を伸ばす上で必要です。私の場合は、初フランスでフランス語をうまく話せなかった、フランス人に取り合ってもらえなかったショックでしょうか。それ以外にも色々ショックを与えることはできます。

試験を受ける

仏検でもいいし、DELF, TCFでもいいです。特にDELFは各出版社から対策本が多く出てますし、試験対策しやすい。将来的にフランスに留学したい!フランスの企業で働きたい!フランス語圏に住みたい!と思ってるなら、DELFはやっときましょう。

フランス語の試験を受験するメリットは「自分は受験するレベルのフランス語ができますよ」と証明することなので、受験勉強独特の密度、緊張度も上がっていい刺激になります。

フランス(語圏)に一人で行く

可能であれば、一人でフランス旅行してみてください。今はとても便利な時代で、Airbnbで現地の人のアパートを借りて「現地に住む」感覚が味わえます。交渉はもちろんフランス語でやるので、いい勉強になります。フランス語で自分の言いたいことを絞り出そうとしているその時が、フランス語が一番伸びるときです。その意味でもフランス(語圏)に1週間くらいから滞在してみてはいかがでしょうか。

留学する

上と同じ理由です。旅行だけでは期間が足りない、もっとフランス語を伸ばしたいとなったら、「留学」は一番効果的な方法でしょう。ただ、お金がかかりますし、滞在先を確保したり、やらなければいけないことも多いのがデメリット。

フランスに関するイベントに参加する

日本にいながらしてDELFなどの資格受験以外に刺激を与えるなら、フランスに関するイベントに参加してみましょう。アンスティチュ・フランセは定期的にセミナーやフランスのあらゆる文化に触れるイベントを行なっています。

現在のレベルより少し上の内容に挑戦する

普通、自分がいるレベルの学習を終えたら、次のレベルに進もうとしますよね?それだと少し刺激が足りません。今のレベルが終わる前に、「ちょっと難しいけど、やれそうかも…」と思えるレベルの勉強してみることをおすすめします。

例えば、今のレベルがA2だったら、A2を完璧に仕上げる前にB1の内容に挑戦してみるのです。語学は復習がすごく大事ですが、「予習」もめちゃくちゃ大事で、わかるところばっかりやっててもレベルって上がらないんですよね。だから、全くわからない内容にいきなり飛ばずに、「わかりそうだけど、今はわからない」ぐらいの内容を取り入れることで、全体レベルを底上げさせることができるわけです。

休憩/睡眠時間は絶対削らない

長時間の学習にはまっていた私が学んだことは、休憩時間と睡眠時間は絶対削らないこと。フランス語やり始めの当初、早朝バイトしながら学生をやっていました。出勤前(午前4時起床)にフランス語を2時間ほどやって、バイトへ。日によって夕方まで働いた後、大学とフランス語の勉強を並行していました、毎日…。当然、体を壊しました。一番の原因は劣悪な職場環境でしたが、「私はこんなに勉強してるんだ!」と時間をかけたことに酔いしれて、学習の質より時間に囚われたのも原因でした。その後、学習スタイルを変える必要性を感じ、試行錯誤の結果、1日の学習スケジュールはこんな感じにするようになりました。

集中出来るコマを決める

集中できるコマを決めて学習するとフランス語の入り方が断然違います。私は忙しい朝や、昼ご飯を食べた後の残りの休み時間、職場の休憩時間など集中できる時間が限られてる時は1コマ15/30分、帰宅後、休みの日など時間に余裕がある時は1コマ45/90分に設定して集中するようにしています。スマホのアラームはもちろんセット。一口にフランス語の勉強といっても、人によってそれぞれのセクションで使う時間は異なると思います。私の場合だと発音の練習と読解に時間がかかりますし、逆に文法や文章の作成は早く終わるので、こなして来た時間を割り出して「大体のコマ」を決めてスケジュールを組んでいます。

休憩は必ず入れる

1コマ終わったら必ず休憩を!勉強って基本ストレスですからね。適度にゆるめないと良い学習は続きません。極端な話。3日くらいサボっても、すぐには忘れないもんです(ちゃんと勉強してれば)。仕事で疲れた時は通勤途中で動詞活用アプリやったり、参考書の問題の答え合せくらいしかできなかったりする日もあります。でも、疲れてる時にできなかった自分を追い込んでも無意味だと思いませんか?

メモ、手帳を活用する

スマホでスケジュール管理する人が増えてますが、私は断然手帳派。スマホで学習スケジュール管理もやってみたけど、続きませんでしたね。私が使っている手帳はガントチャートの手帳ミドリのダブルスケジュールや、ダイゴーの薄くて軽いガントチャートのダイアリーが使いやすくておすすめです。

ガントチャートとは、各プロジェクトの進捗状況が一目でわかるようにした表のこと(下の画像はダイゴーの手帳)

こんな感じで、年間/月間/週間の学習の進捗状況が一目でわかるので、逆算学習のスケジュール管理には超オススメ。DELFを受験するときの計画を立てた時は、この手帳がすごく役に立ちました!

1日単位のスケジュールには黄色いメモパッドを使います。パッと目につくイエローにToDoリストをメモった後、やったら蛍光マーカーをピッと引くだけ

ボキャブラリーの参考書は覚えることが多く、学習日を忘れないようにするために、各項目ごとにポストイット貼って、そこに初回学習日と復習の日付を書き込んでます。色はやっぱりイエロー。ページが太ってしまうのが難ですが、忘れるよりはいいです。フィルムタイプのふせんはフリクションが使えないので、私は使ってません。

楽しい、面白いと感じられることを見つける

LingQの創設者、スティーブ・カウフマンが言ってたことです。

「語学学習は辛いものだと思いがちだけれども、外国語の勉強は楽しくなければいけない」

スティーブ・カウフマンは、世界的にも著名な20ヶ国語を操るマルチリンガル。日本語も流暢で、自身のYouTubeチャンネルに語学学習の動画を投稿しています(日本語で)。彼の学習メソッドは「多読多聴」というリーディング・リスニングを重点に置いた独特のスタイル。中でも注目したのは彼は自分に合う学習スタイルを身に付け、それを実践してマルチリンガルになったことです。

一般的に外国語を学ぶとなると「聞く→話す→読む→書く」が王道です。私も順番は王道ですが「聞く話す読む書く」みたいな感じで、アウトプットに重点を置いた学習スタイルに切り替えてからリスニングと会話能力、作文がよく伸びました。私のフランス語の楽しみは、何といっても映画!字幕無しで基本見てますが、会話の内容がすっと入ってくると「よっしゃ!」と思っちゃいます(笑)。それから子供用の百科事典を読んだり、フランス語で文章を書いてネットに投稿するのが好きです。自分にあった学習スタイル+楽しいこと、好奇心を満たすものをその言語の中で見つけるのが、上達の近道ではないかと思います。

Sponsored link

正しいゴールを設定すれば、目標の半分は達成したようなもの

語学の専門家でもない限り、初めの計画通りに行くことはほとんどないです。何回か修正して作り上げた計画が、皆さん自身にあったいい計画/目標といえます。やりながら修正していけば、より達成しやすいものになるはず。

コーチングで有名な起業家、ピーター・セージも次のように言っています。

「正しいゴール設定ができれば、目標の半分は達成したのと同じことだ」

ピーター・セージほどのスペシャリストであれば、最初から「正しいゴール」を設定できるかもしれません。でも、ほとんどの人はそうじゃないと思います。皆さんが設定した「正しいゴール」は、何度か修正して練り上げられた、皆さん自身に適した目標/計画だと私は思います。

最初から気負うことなく、「自分はこうだ」「自分はこうしたい」という目標を設定して、やってみることが大事だと思います。やってみないとわからないことってたくさんあるじゃないですか。

「本当にうまく行くかな…」

そう思うのは当然。誰でも初めてやることは不安になりますよね。ネットを見てると、自分と同じくらいの学習期間にも関わらず、レベルが上の人たちのブログを読む機会もあると思います。でも、人と自分の目標/計画は違います。他人が上達してるからといってやっかむ必要ありません。上達してるその人は、正しいゴール設定をして達成できているだけです。

「フランス語を勉強しよう!」と思ったのなら、目標/計画を立ててやってみればいいんです。「やって見たけど自分には合わなかった」「覚えることが多すぎて、もうやりたくない」と思ったらやめればいいんです。フランス語で勉強した、どんな小さなことでもいつか役に立つ日が来るはずですよ。

タイトルとURLをコピーしました