フランス語を読むのがつらいときってありませんか?新聞、小説、ブログ、メディアは違えど、フランス語で知りたい情報を読めない、時間がかかりすぎる…それは苦痛でしかありません。
でも、これから紹介するニュースサイトを読む習慣が身につけば、フランス語を読む抵抗がなくなっていくはず。ニュースのサイトにフォーカスした理由はとても簡単。
簡潔な文章で情報が書かれているから
小説や詩といった文学作品だと、日常で使わない時制(passé simple)や表現が出てきます。ただでさえ、外国人である我々がフランス語をはじめとするヨーロッパの言語を読むには「文章を分析する」作業が必要だからです。
今回は日常的な語彙で書かれたニュースを読みながら、読解力を磨いていくことを提案したいと思います。今から紹介するサイトは、
- フランス語を読むのが苦手
- そもそも読書が好きじゃない
人がとっつきやすいものを選びました。
フランス語の勉強に役立つニュースサイト3選
1jour1actu.com
アニメ豊富でわかりやすい子供向けのニュースサイト。このサイトを読むには、フランス語のレベルA2~B1くらいで大丈夫。B2以上になると少し物足りないかもしれませんが、あらゆるジャンルのニュース、イベント、歴史、人物、用語をわかりやすく解説してくれます。
さすが子供向けだけあって、「人に何か説明するときの表現やテーマの展開の仕方」がとても参考になります。わかりやすく誰でもわかるように説明するって日本語でも難しいですからね。
それから、「辞書なしでフランス語が読める!わかる!」という小さな成功体験を重ねていくには最適なサイトだと思います。いきなりフランス語で書かれた新聞に挑戦するより、「子供でもわかるよ、こんなこと!」と思えるくらいの文法や語彙のレベルを下げることも大事です。むしろ勉強を頑張ってるわりには、現地の子供ともしゃべれない外国語学習者は多くいます。実際、私はそうでしたし、B1レベルでも読める小説の定番、カミュの「異邦人」を読むのさえ苦痛でしたもん。
だから、大人向けの文章がいずれ読めるようになるには、1jour1actu.comのようなサイトで書かれた文章を毎日読んで読解力を上げる方が大事だと思います。
サイトはこちら: 1jour1actu.com
20minutes
Twitterで見つけたニュースサイト。これが大当たりで、素晴らしい。
サイトはこちら: 20minutes
本当に20分で読める
からなんです。いや、知ってる単語や語彙で綴られた文章なら20分も要りません。文法や語彙はどれくらいのレベルで読めるかというと、B1~B2で十分です。私はこのサイトをDELF B1の読解(Compréhension écrit)の対策で使っていました。おかげでフランス語のニュースにも慣れ、試験で点数を伸ばす事ができました。1記事のボリュームはとても少ないですが、読むこと自体苦手…な人におすすめしたいです。ニュースを何か読まなきゃ!となったときの入口として最適だと思います。

pdf版もサイトからダウンロードできるので、じっくり読みたい人は自宅でプリントして読んでみるのもいいでしょう。
L’Obs
フランス語の動詞変化のアプリでおなじみのサイトです。擬人化した黄色い鉛筆のアイコンといえば、ピンと来る方もいるのでは?
20minutes同様、記事のボリュームは少なめ。要点がテンポよくまとめられていて読みやすいサイトです。こちらには、フランス語学習者(FLE)向けの文法の解説ページがあるので、わからないところがあればすぐに調べられます。
サイトはこちら: L’Obs
Twitterを活用してニュースをザッピング
3つ紹介しましたが、もっと違うサイトも読みたい欲求が出てきたら、Twitterを活用して各ニュースサイトが自分のアカウントに流れて来るようにするのが便利です。
この方法の最大のメリットは何と言っても、
時間の節約になる
ということ。またTwitterの最大の特徴でもある「情報を140文字以内に収める」がニュースにはうってつけ。”とりあえず”ニュースを読む習慣をつけるには一番手っ取り早い方法です。
またTwitter上では、欲しい情報のアカウントをフォローするだけのアカウント持ってるユーザーは珍しくありません。ニュースサイトも頑張ってアプリをリリースしてますが、
アプリはメモリとバッテリー残量を食いやすい
ので、Twitterを活用しながら読み慣れていく方がはるかに効率良いですよ。
読解力を高めていくには「フランス語を読む」ことを習慣にするのが、簡単に続けられる方法。この記事で紹介したサイトは音読しながら読むにも簡単なボリュームです。もし静かな環境でフランス語が読めるなら、「声に出しながら=音読する」とアウトプットしながら、読むので「ダブル効果」があっておすすめです。
