どんなプラグインも相性がある
サイトの表示速度って大事ですよね。wordpressでサイトをつくってるなら、プラグインで画像を後で読み込んだり、CSSやjsファイルを圧縮したり、フッターで読み込んだりするものを導入している人も多いのではないでしょうか?
よく挙がる圧縮系プラグインで有名なAutoptimizeは、私のサイトの場合、結果的に読込速度を遅くしていることがわかり、他のプラグインに変えました。
おすすめプラグインとして挙げられていても、サイトのファイル構成によって相性がある、ということを心に留めていた方がいいです。
なぜならこんな事があったから…。
取扱要注意!?Regenerate Thumbnails
ブログやウェブサイト運営してるなら、表示速度をPages Speed Insightで測ったことがあるかと思います。サイトが重い原因は70%くらいは画像なんですよね。残りはJavascriptファイルやCSSなど。私のブログは画像を多く使うので、容量をギリギリまで小さくすることが欠かせません。
ある記事を公開した時、エントリーカードのサムネイルの大きさが一つだけ合わなかったことがありました。記事をすでに何個か公開した状態で、いまさら画像を一つずつリサイズするのは面倒…ということで、見つけたプラグインがRegenerate Thumbnails。しかし、これが後でとんでもない事態を招くことに…。
登録済みの画像を一括リサイズしてくれるRegenerate Thumbnails
Regenerate Thumbnailsは、
- サムネイルのサイズを揃えたい
- テーマを変更したら、サムネイルのサイズがおかくなってしまった
- 綺麗にサムネイルを表示したい
というサムネイルを作り直すプラグインです。
もしあなたが、Cocoonを使ってブログを書いているのであれば、こちらを一読することをおすすめします。このプラグインは大量の画像を一括処理するため、不具合があった場合は、画像がおかしくなってしまう可能性もある…。
もしこのプラグインを導入するなら、事前にバックアップを取っておきましょう。
10秒で全画像が吹っ飛んだ…
注意書きをよく読んだつもりで、Regenerate Thumbnailsをインストール→有効化。これでサムネイルがきれいに表示できるぞー…と思った瞬間。
約10秒で全記事の全画像が吹っ飛びました…。
原因はプラグインによって、画像のリンクが断ち切られて表示されなくなったから。記事数は少なかったのですが、アプリのスクリーンショットや画像が多く、その後画像の再アップや圧縮に1時間ほど費やしました。
実はこのプラグイン、指定されていないサイズの画像ファイルは削除します。だから、無駄なファイルは残しません。
オンラインで一括圧縮する
画像圧縮系のプラグインによってサイトが重くなることが心配なら、無料サイトで画像を圧縮する手も考えましょう。少し手間かもしれませんが、選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
jpeg, png, gifを圧縮してくれるサイト。どれくらい圧縮したか、ダウンロード前に割合を表示してくれる。
pngを圧縮。
画像置き換えるだけならEnable Media Replace
リンク切れの画像を再アップロードし、ビジュアルエディターでは画像が表示されるのに、公開済みの記事をチェックすると画像抜けが。画像とメディアライブラリが紐付けされていないのが原因のようでした。
すぐ元画像を差し替えたものの、圧縮前の画像を入れてしまったために、読み込みが遅いという事態に…。
そこで、上書きだけをする画像プラグインを導入。Enable Media Replace。こちらで画像を上書きをしました。
操作は簡単。まず、wordpressにログインしたら、「プラグインの新規追加」を選んでクリック。
検索ボックスに、Enable Media Replace と入れて検索。下の画像のプラグインがヒットするはずです。
今すぐインストールをクリックして、インストール。有効化というボタンに切り替わったら、クリックしてプラグインを有効化します。
このプラグインの特別な設定はいりません。上書きしたい画像を選ぶと、下の方に「メディアを置換」が出てくるので、「新しいファイルをアップロード」クリック。
新しいファイルをアップロードしたら、あとは下の「アップロード」を押すだけで上書き完了です。
特に変更したいところがない限り、「ファイルの置換のみ」でOK。更新日は上書きするか、そのままにするか選ぶことができます。
Date Optionsの読み方
Replace the date : 日付を上書き
Keep the date : 日付を上書きしない
Set a Custom Date : 任意の日付を設定する
これで記事を編集せずに、リンク切れの画像だけ上書きすることができます。
Regenerate Thumbnailsは画像をフルサイズで使っているなら、いいプラグインかもしれません。でも、画像を何らかの下処理(すでにEWWW ImageOptimizer圧縮しているなど)しているのであれば、本当に必要か考えた方がいいように思います。
このプラグインをすすめているサイトが多いことに少し疑問を感じて、この記事を書きました。どのプラグインも一長一短。自分のサイトに合ったものを選んで、アクセスアップを目指しましょう!