1万時間の法則は嘘っぱち⁉︎ 20時間で効率よくスキルを身につける方法

超速スキル獲得方法
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1万時間使わなくてもスキルは身につけられる!?

有名な“1万時間の法則”。皆さんはご存知ですか?

1万時間の法則”はマルコム・グラッドウェルの『天才!成功する人々の法則』(勝間和代 訳 講談社)を通して世に広まった法則のこと。それは「1つの分野でプロレベルになるためには、1万時間の練習が必要」という法則。世界的なアスリートや演奏家の練習習慣を調査した心理学者のアンダース・エリクソンの研究に基づいています。

でも、この法則は今や「何かを追求するなら1万時間を投じる必要がある」という主張によく使われてしまっています。

1万時間…。途方も無い時間ですよね。外国語学習でもそうなのでしょうか?私自身の答えはNON! 確かに6年以上フランス語は勉強しましたが、一万時間には到達しないです。今勉強している中国語はもっと短いですし、仕事上必要なスキルを勉強するときもそこまで使ってません。やりたいことがたくさんあるので、もっと効率学べる方法を探していた時に出会った本を今回は紹介します。

たいていのことは20時間で習得できる』(ジョシュ・カウフマン/著 土方奈美/訳 日経BP社)


著者は元々P&Gのブランドマネージャーで、その後個人運営していたサイト「Pesonal MBA」が有名になり、独立したという異色のベストセラー作家です。本書ではカウフマンさんが挑戦したヨガ、ウィンドサーフィン、プログラミング、囲碁、ウクレレなどの獲得方法と経過が詳しく書かれています。

1万時間の法則はあくまでプロレベルになることを目標にしていますが、スキルを獲得するだけではそこまで必要はないと著者は言います。とはいうものの、20時間で新しいスキルを身に着けるには短すぎるような…。でも大丈夫。1日もなし時間で新しいスキルを身につける=超速スキルの獲得方法を教えてくれます。

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超速スキルを獲得する10のルール

著者は超速スキルを獲得するには10のルールがあるといいます。

魅力的なプロジェクトを選ぶ

言わずもがな、一番やりたいことを選びます。必要だとわかっていても、苦痛の方が大きいなら、それはプロジェクトが魅力的ではないということ。

一つのスキルにエネルギーを集中する

新しいスキルを身につけようとするときに犯しがちな失敗は、同時にたくさんのスキルに手を出してしまうこと。新しいスキルを身につけるには、まとまった量の時間と関心を集中的に注ぎ込むことが必要です。

1日に練習や学習に使える時間が1〜2時間しかないのに20個の新しいスキルに分散したら目に見えて上達するのに必要なエネルギーを注げるスキルは一つもなくなります。

習得するするスキルは一つに絞ろう。集中力とエネルギーをそこに注ぎ、他は一旦保留する。

永久に諦めるのではなく、後にとっておく」ということです。

目標とするパフォーマンスレベルを明確にする

目指すレベルは人それぞれですが、まずは

「これで十分」と思えるレベル

目標にすること。

自分が手に入れたいと望んでいる水準に達すること(自分が納得できるレベル)です。これはどれくらい上手くなりたいかをハッキリさせると、どのようなパフォーマンスを目指すかイメージしやすくなります。

目標とするパフォーマンスレベルをどう設定するかは、そもそもなぜそのスキルを習得するのか?で決まってきます。

“楽しみたい”のが動機なら、目標は「イライラせず、練習そのものを楽しめる段階」です。

超速スキルの獲得方法の目的は、必要レベルに最速で到達するのが狙いであって完璧など目指していないところがポイントです。

スキルをサブスキルに分解する

大抵のスキルは小さなサブスキルが束になったものです。

集中して取り組むスキルを決めたら、次のステップはできるだけ小さなパーツに分散すること。スキルを分散することで「無理だ…」という気持ちになりづらいメリットがあります。サブスキルに集中することで、小さな努力でたくさん上達できるのもポイントです。

練習する前に分解すれば、初心者には重要ではない部分を特定できる
プロセスの初期段階で重要ではないサブスキルを取り除けば、最初に重要なサブスキルをマスターすることに時間とエネルギーを集中できる
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重要なツールを手に入れる

大抵のスキルは練習やパフォーマンスのために準備すべきものがあります。

  • 効率よく練習するために準備すべきツール
  • 要素
  • 環境

は何か?加えて「予算内で手に入る最高のツールは何か?」を考えることです。

練習を始める前に時間をとって重要なツールを確認しておくことは時間の節約につながります。開始前に必要なリソースを確保し、練習時間を最大限に活かすことができます。

私の場合は、ネットリソースやアプリでした。無料のものもありますし、辞書ならアプリの方が安いし使いやすいです。

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練習の障害物を取り除く

練習するまでにものすごく時間がかかる

ツールが見当たらない。用意してなかった。セットアップしてなかった。適したツールが見つからなかった、がこれに当たります。

リソースがたまにしか使えない

他人から道具を借りている

気が散る環境

騒音、スマホ、YouTube、会社からのメールなど

感情的な障害

失敗への恐れ、恥、こんなの役に立つ?といった疑問

この4つの障害を著者はソフトバリアという表現をしています。このソフトバリアを意思の力で乗り越えようとすると必ず失敗する、といいます。私も身に覚えがあるので大いに納得です。ではどうするか?

ソフトバリアを取り除くのが一番手っ取り早い

のです。

練習中はスマホを飛行機モードにするなどして、やんわり遮断する。道具を借りるなら期間を決めておく、その間に同じようなツールが用意できるかプランを考える。環境を整えるのがスキル獲得に必要というわけです。ソフトバリアがあると、1. 一つのスキルにエネルギーを集中する くらいエネルギーを消耗するハメになります。それなら1. の方にエネルギーを寄せて使いたいですね。

練習時間を確保する

新しいスキルを身に付けたいなら、時間を確保すること。6を心がける理由はここにあります。時間は誰かが与えてくれることはありません。偶然に頼らず、つくるしかない。その意味では、ダラダラスマホ見たり(2、3分のつもりが…じは誰にでもあるはず)、ネットをやっているとアッという間に30分〜1時間過ぎてしまいます。

1日に投下できる時間が増えるほど、スキル獲得までに費やす時間は短くなります。そのために、「意思の力でなんとかする」「たまたま時間が余った」といった不確実な要素に任せないことが大事。先ほど挙げた4つの障害の他に、

飲み会や不要な人付き合い

LINE

のも日本人ならあるあるなソフトバリアです。ソフトバリアを減らしつつ、早起きして90分程度時間をつくれるか試してみる、YouTubeで登録してるチャンネルが毎晩20時に動画が上がるなら、その視聴時間を練習に当てる。人それぞれ時間の作り方があるはずなので、色々試してみるといいです。私は以前シフト制の仕事にも関わらず、フランス語を勉強する時間を作りたくて「必ず早起き!」と意気込んでました。遅番の日は2時就寝。今思うと一番やってはいけない意思の力で乗り越えようとしていたわけです。当然体壊しましたが…。

練習時間を確保するなら、やめても支障のない習慣や時間をリストアップしてそこから練習時間に置き換えるのが長く続けられます。

すぐフィードバックが返って来る仕組みを作る

「どれくらい上達しているか?」

という情報がなるべく速やかに返ってくるようにすること。

すぐフィードバックが帰ってくると自然とスキル獲得が加速します。なぜかというと、それを行動に結びつけて修正しやすいからです。フィードバックを返してくれそうな相手がいなくても、スマホやカメラがいい味方になってくれるので大丈夫!私の場合、DELF B1の口頭表現で大いに役立ちました。普段の発音の練習や文法のフィードバックで最強なのは、HiNative。無料で使えるリソースで、フィードバックが早く帰ってくるのは現時点でここですね。

DELF B1の口頭試験対策【DELF対策】
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タイマーのそばで一気に練習する

これは有名なポモドーロテクニックです。

ポモドーロテクニックとは、1980年代、当時大学生だったフランチェスコ・シリロが発案した時間管理術です。「ポモドーロ」はイタリア語でトマトのことです。これは彼が愛用していたトマト型のキッチンタイマーが由来。

そのポモドーロ・テクニックの方法は、短めの作業と短い休憩を繰り返すこと。25分の作業+5分の休憩を1ポモドーロとし、4ポモドーロ(2時間)ごとに30分間の休憩を挟む。これを繰り返すことで集中力を一定に保ち、生産性を高めることができるとされています。

超速スキル獲得の場合は、90分を1日に練習時間に当てるとして

20時間=1200(分)

1200÷ 90(分)= 14日

練習時間を休憩時間抜きで計算すると

1200÷ 75(分)= 16日

2週間前後で効率よくスキル獲得できることになります。1ヶ月だと長い〜と感じる人でも毎日1時間半を練習時間に費やす、あるいは古い習慣を置き換えるだけでいいんです。

量と速さを重視する

3.目標とするパフォーマンスレベルを明確にする にもあるように、完璧を目指さず「これで十分」というモチベーションを維持しながら、できるだけたくさん練習することに全集中すること。超速スキルでは質<量という考え方です。これは練習の質を落とすことではなく、練習を多く繰り返すのが目的です。トライ&エラーを繰り返しながら、目標に近づいていくのが一番確実なスキル獲得だということです。

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一度手にしたスキルを取り戻すためにも有効

カウフマンさんは、この超速スキルが新たなスキル獲得以外にも効果があるといいます。それは、一度手にしたスキルの取り戻すこと。彼自身も一度やめたことをこの方法を使って取り戻すことに成功しています。一度覚えたものは、練習を繰り返すうちに感覚が徐々に戻ってきます。そうした人でも一からやり直すのではなく、この超速スキルの獲得方法を使って、失ったものを取り戻すことができると。当ブログをご覧の方の中には、「何年も前に外国語を勉強したけど、止めてからかなり時間が経った」人もいると思います。私もフランス語の優先度を落としてから、かなり時間が経つので、フランス語リハビリのためにこの方法を使いたいと思います。

こちらはTED動画で超速スキルを紹介するカウフマンさん。ウクレレを披露していますよ!

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